誰しもノートやメモの隅っこにぐるぐると渦巻きを描いたり囲いを塗りつぶしたりしたことがあります。
それらは誰かから教わる物ではなく、また特別な物でもない万人共通の普遍的な記号であり、
一種のミームとしてフラットな価値のものであると考えます。
またミームは個々から生まれた情報が伝達することによって普遍化し、常に個々から情報が落とし込まれることで無限に蓄積していきます。
この普遍的な記号達を画面上で再構成し、既視感と隣り合わせの独自の模様を描くことで人々の潜在意識とシンクロニシティ(共時性)について考察しています。

2015.2 渡邉秋良